第1回 ようが健幸教室を終えて
二子玉川エクセルホテルの宴会場たまがわで、3/9無事に終了しました。クリニック開設後の新しい方も多くいらっしゃり、100人近い参加者で久々の対面開催ができました。ここ3年間で4か所の病院を渡り歩いた自分の職場の転勤にも、500名近くの方がついてきてくださり、中には東海大学時代から12年間拝見させていただいている方もいます。自身のクリニックをつくるに当たり、こうした皆様に少しでもThank you(39)の気持ちが伝えられたらと思い、開設前からこの日のために準備してきました。教室自体は、2014年に東京医療センターに赴任後から42回、駒沢で7回行い、今回は実質50回目でしたが、クリニック開設に伴い、第一回として開催しました。途中コロナ禍で開催できず、新聞を作成して待合室で配っていた時代もありました。
この健幸教室の目的は、日常診療の限られた時間内でお話しすることが難しい食事運動療法といった生活習慣に関わる情報を、少しでも患者さんに提供すると同時に、患者さんのお悩みを共有できる時間を作りたいと考え、始めたものです。開業にあたり、患者さんの方からこの会の再開を期待されていた声が多く、再始動することを決めました。
記念すべき一回目ということで大事な旧友に講演をお願いしました。小学校の慶應幼稚舎から44年間の付き合いである佐藤容紹君です。日本食文化会議の理事として、日本人の食文化を伝承しようとフランスに起業した経験もあり、現在は株式会社ごりやくを起業しました。彼とは、同世代の子供たちを引き連れ、福島へ田植えしたり、冬は雪遊び、夏は丹沢でキャンプと、自然体験の大切さを彼から教わってきました。彼から学び、また食の楽しみや文化を患者さんにお伝え出来たことが、クリニック船出にふさわしい会になりました。皆様にも感謝申し上げます。