FibroScan XLプローブ導入へ
2025.03.05
ついにクリニックに皮下脂肪の厚い方用のFibroScan専用プローブであるXLプローブを導入しました。これで、プローブが2種類になり、皮下脂肪が厚く測れなかった症例にも対応できるようになりました。
今までのMプローブは 3.5MHz で,体表から肝臓までの距離が 25mm 未満を対象としています。 一方,XLプローブは 2.5MHz で,体表から肝臓までの距離が 25mm 以上かつ 35mm 未満で body mass index >30kg/m2の肥満者がよい対象です。いずれも機械的振動(mechanical impulse)を用いて 50Hz のせん断波を伝搬させ測定します。測定深度は,Mプローブは深さ 25~65mm,XLプローブは深さ 35~75mm であり,2つのプローブの使い分けにより正確な肝脂肪量、肝臓の硬さの測定が可能になります。