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40年間発行された福澤諭吉

 最近、福澤諭吉が描かれた一万円札の新札を机にストックするようになりました。理由は、来週の水曜日より新しいお札が発行され、40年間続いた福澤諭吉の肖像が終わるためです。40年前といえば、小生が幼稚舎5年時に、自分の学校の創始者がお札になるということの強い驚きと、祖父の他界を機に医師を志した年でもあります。
 お財布を開くと福澤先生と目が合い、温かく見守っていただきました。”努力は天命さえも変える。”福澤諭吉が残した言葉の一つで、小生が大切にしているものです。机上の戦いでは、中学や高校、大学から入った優秀な方に肩を並べるためには、日々の努力を欠かせませんでした。”進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。進まず退かずして瀦滞する者はあるべからざるの理なり。”現状維持では衰退と同じであり、クリニックも一歩一歩前に進めていきます。
 新札には、母校慶應義塾大学の初代医学部長である北里柴三郎が千円札の肖像になります。偉大なる先輩方に守られ、新天地でも精進していく所存です。