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母校創立150周年

 久しぶりに母校の小学校を訪れてきました。必ず立ち寄る場所は1年K組の教室で、床の木を踏みしめ、そこから伝わる音や感触、育った校舎の空気や匂い、風を感じてきました。私が生まれた時に100周年、今年で150周年を迎え、記念すべき年です。この教室に入る時はいつも身が引き締まる思いで心拍数が高まりますが、一歩教室に入ると昔のままでほっとします。気持ちをリセットできる私の大事な場所です。
 たまたま音楽の先生にお会いでき、悩んでいた質問をしました。幼稚舎最初の授業は”若き血”の合唱でした。その時、陸の”王者”を必ず”おうしゃ”と読むように習ったことを今でも覚えています。ただ、最近早慶戦などで神宮球場で歌っても、周りは”おうじゃ”だし、どちらが正しいのか真実を知りたかったのです。”おうしゃ”であってますよ。お金の亡者ではないですが”じゃ”は品がないので、幼稚舎生には今でも”おうしゃ”と歌うように教えています。という、お答えでした。品格をこの頃から学ばせてもらっていたのだと思うと、玄関の”気品の泉源、知徳の模範”の字の重みを改めて感じ、胸に刻んで帰ってきました。