英語論文Accept
Usefulness of pemafibrate for non-alcoholic fatty liver disease with hypertriglyceridemiaという題名で、Clinical and Experimental HepatologyというIF1.5の雑誌ではありますが、本日Acceptされました。脂質異常症がLDL-Cを含むコレステロールにフォーカスが当たる中、TGの治療の必要性を以前から考えていました。興和のペマフィブラート(パルモディア)発売直後から、私の高TG血症患者のFibroScanを測定すると肝脂肪が改善している症例が多く、2022年6月には肝臓学会総会にいち早く発表しました(M.Kikuchi, 高トリグリセライド血症を合併した非アルコール性脂肪性肝疾患に対するぺマフィブラートの効果, 第58回日本肝臓学会, 2022.6.2.)。その後、講演会を繰り返し、全国講演でもその効果を提唱しました。(M.Kikuchi, 高トリグリセライド血症に合併した非アルコール性脂肪性肝疾患に対するペマフィブラートの脂質代謝とFibroscanによる検討, SPPARM Expo 2022 in East JAPAN, 2022.12.4.) 半年間の内服成績も加えて、発表した(M.Kikuchi, 高トリグリセライド血症を合併した非アルコール性脂肪性肝疾患に対して、ぺマフィブラートを半年間投薬した成績, 第59回日本肝臓学会, 2023.6.15.)後、論文化しました。
臨床や開業準備の最中、論文をまとめるのは大変でした。でも、こうして自分の論考が形になるのは嬉しいことです。ご協力いただいた患者さんや励ましてくれた方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。
何より、日常からFibroScanでモニターしていたからわかったことで、今後も謙虚に日常診療を積み重ねながら、現象をみつめ考えて、病状解明を突き詰めていきたいと思います。