第93回早慶レガッタ
2024.04.21
今年も家族で隅田川を訪れました。春の隅田川で行われるレガッタの早慶戦。その歴史と大会規模から野球、ラグビーと並ぶ三大早慶戦の一つといわれています。さらにこの大会は、英国の「オックスフォード大学VSケンブリッジ大学」、米国の「ハーバード大学VSイェール大学」と並び世界三大レガッタと称され、1905年から始まる伝統的な一戦として注目されています。数ある早慶戦の中で、慶應が早稲田に勝てる可能性が高い競技が、野球とレガッタ。そして最近では硬式テニスです。ゴールである桜橋には沢山の観客が集まっていました。3,750Mの抜きつ抜かれつのデットヒート。目の前を通るのは一瞬ですが、そこに渾身を込めて声援する、OG・OB含めた応援団の熱意は鳥肌が立つぐらい凄まじいものです。今年は追い上げが届かずあと少しで負けてしまいました。勝った早稲田の選手が応援席を訪れ、9人が両手を握り観客にお礼するシーン。敵ながらその清々しさに慶應サイドからも大きな拍手が送られていました。その後、負けた慶應の選手たちが来て、涙する姿。大学生活をボートにかけてこの日を目標に練習してきた思い。慶應高校出身のメンバーがほとんどで、高校から数えるとかなりの年月を注ぎ込んだのだろう。私の同期にもボート部がいてその練習の凄まじさを目の当たりにしていただけに、その姿が胸に響いてきました。子供達にもきっとその涙が伝わっていたことでしょう。レガッタは早慶の応援席が近いので、両校のスポーツマンシップ。相手を敬い、健闘を讃えあう心が肌で感じ取れ、素晴らしい大会です。毎年この時期を楽しみにしています。