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日本アルコール・アディクション医学会理事再選


 日本アルコール・アディクション医学会とは、内科学、精神医学、薬理学、法医学、公衆衛生学、心理学、看護学、精神保健学などさまざまな領域の研究者や臨床家から構成され、依存症やアディクションの問題を克服するための日本唯一の学会です。アルコール問題をはじめ、野球選手のマネージャーの賭博問題で脚光を浴びたギャンブル依存症やゲーム依存の問題、薬物依存など様々な領域に関して、学会で取り上げ、議論し社会提言していきます。肝臓アルコール学を研究テーマにしていたこともあり、2年前から理事に就任し、広報委員、編集委員、医療保険委員を務めてまいりましたが、この度理事選挙で再選が決まり、もう4年間延長して務めることになりました。
 総合病院の一般診療科を受診した外来患者を対象にした飲酒量とアルコール依存症の患者調査では、アルコール依存症疑いの割合が男性が21.6%、女性が10.1%に達しているといわれています。コロナを経験しアルコール飲酒問題を抱える患者さんも増え、いかにクリニック診療でこうした患者さんに介入していけるかが重要な問題です。医療者サイドも、他施設の精神科の先生や保健師、ソーシャルワーカーと手を組んでチーム医療として受け入れられる体制を整えていきたいと考えています。